先々週捌いた80センチ超のブリをそろそろ片づけたいと思います。
強く塩を振る
自分で捌いてから2週間近く経っています。真空チルドに入れ頻繁にペーパーを取り換えていたとはいえ、細菌の繁殖が心配だったので、もう一度、強く塩を振り1日置きました。
この塩振りは、捌いた時の最初の塩振りとは少し意味合いが異なります。最初の塩振りは、魚の水分を抜いて細菌が繁殖しにくい環境にすることが目的でしたが、2週間近く経った今回の塩振りは、もしかしたら魚体の表面で繁殖したかもしれない細菌から水分を抜いて殺す(つまり殺菌です。)ために行うものです。
魚からだいぶ水分が抜け、しまった感じです。しまったというより、ずっしりとした重さと固さを感じます。
それにしても、なかなかインパクトある見た目!
10代のころ、カビチーズを初めて見た時の、衝撃と不安とワクワク感が入り混じった感覚が再来しました。「怖いけど食べてみたいなあ!」
冒険せずに食の安全を優先する
何が一番怖いかというと、自分で処理したということですね。
お店だと全然怖くないんですけど、やはりど素人の自覚があるので、自分で捌いて保管した魚には多少の不安が残ります。
というわけで、食べようか食べまいか迷った結果、周囲は取り除き、中心部分のみ食べることにしました。
「トリミング」とか「掃除」と言われ、よく行われる方法らしいです。
安全のためには、食べない勇気も必要かな、と。
生ハムみたいな中心部分
じゃん!
さっきのグロテスクな表面とは打って変わって、中はほんのりピンクの生ハムみたいなきれいな見た目。これなら、気持ち的に安心して食べられそうです。
〈盛り付けた写真を撮り忘れました(‘ω’)〉
…塩気が強くて、味も生ハムです!
生ハムから獣っぽさを取り除いた、ライト系の生ハムといった感じです。
濃厚だけど、さらっといけます。
オリーブオイルをまぶしたりもして…女子受けするでしょうね!
若い男子諸君! おぢさんみたいに、ブリを1本買ってきてブリハムなんかつくってごらんなさい? そりゃあもう彼女イチコロだよ?
(*’ω’*)9m どーーん!
今日の教訓
- 安全のため、トリミングをためらわない。
すきやばし さぶろー
※魚の熟成については、「食品衛生に関するご注意」をお読みください。
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