スッポンでシャリを炊いてみた② 米がスープを吸ってくれない! 試行錯誤のリベンジ!

スッポン効果でスタミナビンビン、すきやばし さぶろー でございます。いらっしゃい!

台風10号がスッポーンと抜けた頃、広島県の宮島に行きました。

宮島といえばしゃもじ。ということで、寿司しゃもじを買ってきました。

お寿司屋さんで見かける、大きくて平坦で厚みのあるしゃもじですね。

お土産感が凄い。
平らなので、酢飯が切りやすい。

このしゃもじで、前回うまくいかなかったスッポンシャリをリベンジします!

炊きあがりが少し改善

前回つくったスッポンスープを冷凍していました。解凍して、1合だけ炊きます。

前回の炊飯では、固いのに周りはびしょびしょという結果になったので、今回は、真水で1時間浸水させます。

浸水後、一度ざるにあけて、そのあとスッポンスープを入れます。少なめのスープ加減にして、1合しゃっきりモードで炊飯。

結果、少しはましになりました。が、まだまだびしょびしょ感はありますね。

しかたないので、少し再炊飯→混ぜる→少し再々炊飯→混ぜる→を繰り返し、良い感じに炊き上がりました。

酢を入れすぎた

前回、酢を少なくしてしまい酸味が少なかった反省を踏まえ、酢を多めに入れようと思ったのですが、勢い余り、ドバっとやってしまいました。

おかげで、リゾットみたいなシャリに・・・。ちなみに、富士酢のすし酢とすきやばし次郎のすし酢のブレンドです。

ここからが木のしゃもじの本領。木に水分を吸わせながら混ぜる→うちわで扇ぐ→の繰り返しで、ようやくすし飯っぽくなりました。

では、握ります。

ぽろぽろと崩れる・・・

ネタは、近所のスーパーで調達したホタテ、冷凍マグロ、アカエビです。

煮ホタテ
スダチを数滴欠けるとなお旨い!

江戸前っぽく、煮ホタテに挑戦しました。

醤油に酒とかみりんとかいしるだしとか水を入れた液体を一度煮立たせ、火を止め80度以下になったらホタテを入れ、あとは放置。余熱で火を入れます。煮ホタテとはいえ、半生ですね。

冷めたら、手で繊維を押しつぶし、やわらかくします。で、また整形して握る。

握るとき、シャリがぽろぽろと崩れ、非常に握りにくいです。水分が多いせいなのか、スッポン由来の油分のせいなのか? 要検証です。

味は大変美味しい。前回足りなかった酸味ですが、今回はしっかりきいています。

逆に、スッポンの味が目立たなくなりましたが、これは賛否あるかと。僕は、スッポンの味ではなく、動物系のコクというか中立的な旨味が欲しかったので、むしろ狙い通りかなと思っています。

漬けマグロ

ホタテの煮汁があったので、出汁感のあるヅケ(僕は、多くの寿司屋で、ヅケの塩加減が強すぎると思っています。それよりは、出汁を感じるヅケにしたい。)をやってみたくなり、マグロの柵の表面を湯でさっと変質させたあと、漬けました。浅漬けなので、出汁感とまではいきませんでしたが、漬け汁を追加で刷毛で塗り、なかなかのお味に。

シャリとの相性も良いですね。安物の輸入冷凍マグロとは思えない!

アカエビ(茹で)

最近エビの握りが多いですが、今日、教科書を読んで発見したのは、エビを腹から開いて、背ワタを内側からとるということ。今まで、外側から串でほじくるように背ワタをとっていたので、エビがボロボロになっていましたが、これなら表面がキレイなまま! 目からうろこです。

味ですが、鮮度が落ちているのか、やや甲殻類が古くなった味を感じます。やはり、エビは朝市の生きてるやつがいいなあ!

鉄火巻き

漬けマグロの切れ端で鉄火巻きを作りました。

味は良いけど、見た目ひどいですね。ほんと、握りと比べると、巻物は難しい。

今日の教訓

とにかく、シャリがぽろぽろ落ちるのでもったいない。改善必須です。

スッポンスープの冷凍がもう1合分あるので、次こそは、絶妙な米離れ具合のシャリをたきたいと思います。そのために・・・

  • スッポンスープでの炊飯時、真水での浸水をもっと長くする。
  • しゃっきりモードではなく、通常の炊飯モードにする。
  • 酢を入れすぎない。

すきやばし さぶろー

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