寿司と天皇② ご即位を祝して大予言! 令和の寿司はこうなる!!

天皇陛下のご即位を謹んでお慶び申し上げます。

ハロー令和! 毎度! すきやばし さぶろーでございます。

新しい時代を迎え、より一層、寿司道に励む所存です。

さて、その時代々々の技術や流行に応じ姿を変えてきた寿司ですが、令和の寿司はどのような変化を遂げるのでしょうか? 高級化や熟成の流行、シャリの小型化等当たり前のことを言っても仕方ありませんから、皆が言っていないことを予言します!

大予言① 握り寿司が家庭料理になる!

家庭で奥様が、あるいは一人暮らしの学生が、まるで野菜炒めでもつくるかのように、当たり前に寿司を握るようになります。

大予言①~③すべてに通じる話ですが、もとをただせば、原因は、寿司の高級化です。

すでに、魚の価格高騰、国内外での和食・寿司人気の影響で、一流店の高級化が止まりません。銀座ならいざ知らず、ここ福岡でも、一人2万円以上する寿司屋が増えてきました。

高級店でなくても、原材料の値上がりは、どうしても寿司の値段に跳ね返っています。

ところが、国民の寿司欲はおさまるものではありませんから、外で食べるのが高いなら、当然、家で食べようという発想になっていくでしょう。

そこで、このブログ「お寿しんぼ」が起爆剤となり、「実は誰でも寿司を握れる」ということに皆が気付き始め、やがて自宅寿司ブームが起こります(令和5年頃)。

このブームは一過性のものでは終わらず、この国の食文化として根付くことでしょう。とても良いことだと思います。

大予言② 寿司全体の温度が上がる!

自宅寿司が根付くことにより、魚を切って握るだけの中間価格帯(5000~7000円ぐらい?)の寿司屋が激減するのではないでしょうか? 家で食べられるものに誰も高い金を払いたくないからです。

回転寿司等の低価格帯の寿司屋は、その安さに価値がありますが、高価格帯の寿司屋は、家庭では出せない味や技に価値を求める必要が出てきます。そのひとつが、寿司の温度です。

既に、人肌のシャリは当たり前、ネタを常温に戻してから握ることも常識となっています。また、研究熱心な店では、熱々のシャリに取り組む店も出てきているようです。

この高温化の流れがさらに加速し、令和の寿司ネタは、常温を超え、おそらく保温機や蒸気等で40℃前後にまで上げるのが流行ると思います(令和10年頃)。火付け役は、もちろんこのブログ「お寿しんぼ」です。

たんぱく質が凝固しない範囲で、素材の旨味を最大限に高める温度管理こそが、令和の「職人技」になるのではないでしょうか。

大予言③ 動物系スープで炊いたシャリが流行る!

寿司の高級化は、令和になってさらに進み、舌の肥えた外国人向けに、10万円前後の店も増えてくると思われます。

彼らの好みに合わせるため、よりコクのあるネタが求められますが、ネタと比べると、どうしても従来のシャリは、あっさりしっすぎてバランスがとれない。酢や砂糖ではカバーできないという悩みが出てくると思います。

そこで、動物系のスープでシャリを炊くようになります(令和15年頃)。きっかけは、もちろんこのブログ「お寿しんぼ」です。

実は、とある超高級焼鳥屋(訪問当時1万5千円ぐらい)でマグロのトロの寿司が出てきたのですが、シャリに鶏スープを使ったとのことで、衝撃的にコクのあるシャリだった記憶があります。このように、動物系のスープで炊けば、コクが出るようです。

スッポンや干しアワビ等の高級食材(or中華食材)で個性を出す店も増えるのではないでしょうか。

新時代の寿司を切り開くということ

以上の大予言は、私の決意表明でもあります。すなわち、

  • 自宅寿司の普及
  • 寿司の適温の追求
  • 動物系スープのシャリに挑戦

以上3点を特に頑張ることを、新天皇陛下にお誓い申し上げます。

みんなで良い時代にしましょう!

臣 さぶろー

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