寿司と天皇① 平成最後の日 天皇陛下に捧げる感謝の一貫

天皇陛下のご退位に際し、謹んで、心からの感謝を申し上げます。

両陛下をお見かけした思い出

個人的な思い出になりますが、ご在位中、両陛下を8回おみかけしました。

平成15年 札幌市 当時住んでいた家の近所、北大そばの沿道で奉迎

平成18年 札幌市 パークホテル前で奉迎

平成19年頃 東京都 国会議事堂前で遭遇

平成20年 新潟県長岡市 実家近くの沿道で奉迎

平成10~20年代 新年一般参賀3回

平成22年頃 東京都内でばったり

この中でも、平成18年の奉迎は、その日の朝、悠仁親王がご誕生になり、ご宿泊先のホテルに札幌市民がこぞって詰めかけお祝いしたので、特に記憶に残っています。

平成最後の晩餐

平成最後に食べたいものを調査したところ、どの年代でも、「寿司」がトップだったとのこと。

〈平成の流行スイーツ1位は「ティラミス」〉
平成最後の日に食べたいメニューは「寿司」がトップとなった。

これは、農林中央金庫が昭和世代と平成世代の「食」習慣に関する調査結果を4月24日に発表したもの。調査対象は、東京近郊の20代・40代・60代の400人。三世代とも平成最後の食べたいメニューの1位に「寿司」を挙げ、また、平成に流行したスイーツの中で1番好きなものとして「ティラミス」を選んだ。

農林中央金庫では、「世代をつなぐ食 その実態と意識」(2004年)から、各世代を対象に食に関する調査を継続して実施している。平成が最後を迎え、元号が変わる節目となる今年は、20代(平成生まれ世代)、40代(一部昭和の団塊ジュニア含む)、60代(一部昭和の団塊世代含む)、それぞれの食に対する意識の違いを探り、世代間の食生活がどのように異なるかを比較することを目的に調査を実施した。

〈男性の朝食=20代は「ごはん」、60代は「パン」派多数、女性は3世代とも「パン」〉
食生活の実態調査の結果概要は以下のとおり。

「朝食」について男性20代は「ごはん」(72.7%)派が多く、男性60代は「パン」(71.2%)派が多いのに対し、女性は全体的に「パン」派で、20代では8割以上(82.3%)に達した。

「昼食」は「家で弁当を作ってもらう」のはほぼ男性のみなのに対し、「自分で弁当を作っていく」のは大半が女性。「昼食」の平均予算は650.2円で、最高は60代女性の787.2円、最安は40代男性の594.1だった。メニューは「ごはんとおかず(定食)」(63.2%)が定番だが、若い世代ほど「おにぎり」が好きで20代女性になると6割超(62.1%)と一番人気。

「夕食」は40代男性では9割以上が「家族に料理を用意してもらう」のに対し、40代女性では1割以下と対照的だった。「自分で料理を作る」男性は15%程度だが、女性では40代以上になると「毎日調理をする」人が8割を超えた。40代男性の7割以上が調理をすることが「ほとんどない」のに対し、女性で調理をすることが「ほとんどない」人は皆無(0%)だった。また、40代男性の半数(50.0%)が平日夕食を「ひとりで食べる」孤食派となっている。

〈好きだった給食=男性「カレーライス」、女性「揚げパン」〉
好きだった「給食」は、男性1位が「カレーライス」、女性1位が「揚げパン」だった。

子どもの頃の「ご馳走」は、性別年代を問わずに「寿司」が一番人気だが、次点は20代・40代男性は「ステーキ」、20代・40代女性は「焼き肉」だった。なお、60代男性の次点は「すき焼き」、60代女性の次点は「ちらし寿司、手巻き寿司」となり、20代、40代とは傾向が異なる結果となった。

「平成に流行ったと言われているスイーツで好きなもの」のトップは「ティラミス」(47.5%)で、半数近くが好きと答えている。一方、20代女性のトップは「タピオカ」となり、7割(74.2%)を超える人気だった。

「平成最後の日に食べたい料理」のトップ3は、「寿司」「焼き肉」「ステーキ」で、「寿司」は性別年代を問わずに不動のナンバー1だった。「焼き肉」は20代、40代男女で2位、「ステーキ」は60代男女で2位となった。

食品産業新聞社ニュースWEB
https://www.ssnp.co.jp/news/rice/2019/04/2019-0426-1416-14.html

よし、我が家も寿司にしよう!

天皇陛下に捧げる万感のマグロ握り

色々なネタを使った寿司盛り合わせも考えましたが、やはり、最高のネタで一貫集中が良いと思い、マグロの握りで平成を締めくくります。

国及び国民統合の象徴が天皇なら、寿司の象徴はやっぱマグロでしょう!

9日目のマグロ
富士酢

握ります。

校庭での雪合戦、小渕首相が倒れた日のことや浪人時代の日々、いくつかの大震災や自分の結婚等、平成の30年間の思い出が走馬灯のように頭を巡りつつ、万感の思いで握らせていただきました。

この堂々たる風格

こんなに美味しいマグロの握りは久々に食べました!

まず、ネタが良い。1週間程度の程々の熟成で、コクと香りのバランスが良い。強い旨味の後に清涼感が広がります。

シャリも旨い。この富士酢については、今度記事を書きます。

なにより、ネタとシャリの調和が素晴らしかった。口の中で同時にほどけて、同時に口から消えていきました。

平成最後の晩餐にふさわしい、現時点で最高の握りでした。

令和への課題

とは申せ、完璧ではない。究めるなら、次の課題を克服しなければいけません。

1 切り付けが少々雑でした。カブトエビみたいにびろーんとなっていて。だらしなく見えます。

2 筋というかマグロの目が1本だけ糸のように出ていて、見た目を損なっています。

3 「返し」という切り方をやってみましたが、ゆがんでいてバランスが悪かったです。

4 食べているときは気づきませんでしたが、シャリがギュッと詰まっている部分があったようです。

いずれにしましても、両陛下の今後のお健やかな日々をお祈り申し上げます。

臣 さぶろー

※魚の熟成については、「食品衛生に関するご注意」をお読みください。

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