自分で寿司を握るようになり、シャリの重要性と酢の違いにやっと気付きました、すきやばし さぶろー です。いらっしゃい!
最近、飯尾醸造の「富士酢」を使い始め、自分の寿司がびっくりするほど旨くなったので、早くみなさんに紹介したいと思っていました。
これまで使った4種類の酢のランキングをあとで発表しますが、結論は、富士酢の圧勝です!
富士酢購入のきっかけ
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このブログを始める以前から、ずっと富士酢を使いたいと思っていました。
きっかけは、行ってみたくて仕方ない熟成寿司の店、すし㐂邑が、この富士酢を使っているという記事を読んだことです。店主の木村さんをして、「これからは、この富士酢一本でいこう」と決意させた凄い酢というものを、一度試したいと思いました。
以下、記事の引用です。
「東京の鮨のお酢は大手メーカーだとばかり思っていたんですが、京都にいい酢があると聞いて。何も知らずに、とりあえず行ってしまったんですよね、アポなしで(笑)」
富士酢の醸造元、飯尾醸造には僕も行ったことがあります。京都駅から車で3時間ほどかかる場所にあります。そんな不便なところにとりあえず行ってしまうという行動力も素晴らしい。自分で見ないと判断できない、という木村さんの思いだったのだと思います。「アポなしで突然行ったのに、飯尾醸造の方から本当に丁寧に説明してもらえて。お酢の作り方も知らなかったんですが、3年かけて作っていると言うんです。それで味見をさせてもらったら、衝撃でした。これはなんだ、と」
本田直之の「賛否両論=オリジナリティ」
その場で、いつも使っている大手メーカーに、どうやって酢を作っているか、電話をかけてみたそうです。
「そうしたら、機械で30分で作っています、と。3年と30分ですよ。値段が違うのは当たり前。ぜひ使わせてくださいとお願いして、持って帰ってきました、これからは、この富士酢一本で行こう、と」
つぶれかかったからこそ生まれた、奇跡の熟成鮨(後編)
第3回「㐂邑」・木村康司氏https://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/032700040/042600007/?P=2
富士酢が旨い理由
酢の知識は全然ありませんが、飯尾醸造のHPを見ますと、要は、通常より大量の米を使い、通常より長期間かけて作るから、富士酢は旨いとのこと。
以下、引用です。
まろやかな旨みとコクの純米酢
飯尾醸造HP https://www.iio-jozo.co.jp/product/001
明治26年の創業より変わらぬ製法で造った「純米富士酢」は私どもの看板商品です。原料は地元、京都・丹後の山里で農薬を使わずに育てた米と山から湧き出た伏流水。ただそれだけを原料に造った純米酢です。
その新米を使って、自社の蔵で杜氏が醪(もろみ)を仕込み、その醪から古式「静置発酵」と「長期熟成」で酢を造ります。米づくりからはじめて2年以上、今となっては珍しい気長な製法を守っております。
また、酢1リットルにつき200gという、「米酢」と表示できる量の5倍ものお米を使用。たっぷりのお米を原料にしているため、うまみが強く濃厚な味わいが特長です。お料理に深みとコクを加えてくれます。
実際に使ってみた感想
ちょっとお値段お高めですが、スーパーに売っていました!
この「純米」富士酢のさらに上を行く、「富士酢PREMIUM」という商品もあるようですが、まずはこの「純米」から。
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ネットには、「飲んでもむせ返らない」という書き込みもありますが、グラスで飲んだらしっかりむせ返りました。酢は酢です。
でも、たしかに、旨味が強く、味が濃いです。そしてまろやか。
握ってみました。
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旨い。ただただ旨い。
これまで使っていた酢では、「自分で握ると、そのへんの寿司居酒屋よりは旨い。」という程度の感想でしたが、富士酢を使ったら、それをはるかに超えて、「シャリが特に旨い、高い寿司屋の寿司」になりました!
本当に凄い。酢でこんなに違うとは!
寿司はシャリが命、シャリは酢が命。ですね。
酢ランキング!
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「京風すし酢」、「純米富士酢」
ブログらしく、今まで使った4種類の酢(すし酢を含む。)をランキングしてみました!
- 純米富士酢(ダントツ旨いです。)
- 京風すし酢(これでも十分おいしいと思います。富士酢より高いですが。)
- すきやばし次郎(前にもレポートしましたが、酸が強すぎます。コスパも悪い。)
- ミツカンすし酢(安いだけあって、それなりの味です。)
まとめ ~読者のみなさんへ~
初めて寿司を握るとき、「最初だからミツカンの安い寿司酢でいいや。」と思ってしまいがちですが、是非、酢には金をかけてください! 魚より酢です。寿司の味が全違ってきます。
また次の酢を買ったらレポートしますが、いまのところ、富士酢を強くお勧めします。
すきやばし さぶろー
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