酢を選ぶ⑮ 黒酢のシャリに挑戦!

いらっしぇえ! すきやばしさぶろーでございます。

最近、酢を何種類か使い切ったので、新しい酢を買い足すことにしました。なので、今日は久しぶりに「酢を選ぶ」の企画です!

私は比較的オープンな性格なので、シャリに使う酢は、米酢や赤酢でなくても、旨ければなんだって良いと思っています。変なこだわりを捨てて、色々試してみるべきじゃないかなと。

たとえば、過去には、黒豆酢やバルサミコ酢も使ってみました。バルサミコ酢は、それのみだと甘くてブドウ食べてるみたいでしたが、他の酢とブレンドしたらかなり良かったですね。

そんなオープンな私が、今回は、黒酢に挑戦です!

オープンなのに黒酢(クローズ)! ウケる!!

以上、2020年の笑い納めでした~~

黒酢とは? 寿司にあうのか?

そもそも、黒酢とは何でしょうか?

ウィキペディアいわく、「穀物を原料とする醸造酢の一種。黒色を呈するのが特徴であ」り、「日本では1975年に鹿児島県姶良郡福山町(現在は霧島市福山町)の坂元醸造株式会社の坂元昭夫(坂元醸造株式会社会長)が壺つくりの米酢を「くろず(黒酢)」と命名して全国販売したことが最初である」とのこと。

ふつうの米酢が精米を使うのに対し、黒酢は玄米や精米度の低い米を使うそうです。

それにしても、「黒酢」という言葉ができて、まだ50年もたってないんですね。意外と歴史が浅い!

そんな黒酢ですが、なかなか寿司屋で使われているというのを聞いたことがありません(近場では、鮨 かず矢ぐらいかなあ)。赤酢は定番なのに。

ひょっとして、寿司にあわないのか? 

いやいや、そうではなく、寿司はまだ発展途上の料理なので、まだ研究されてないだけだと思います。

寿司屋が試さないなら、私が家で試そう。

吉野杉大桶で静置発酵させた「料亭くろず」

というわけで、「料亭くろず」という黒酢を購入しました。

黒酢ならこれ!というターゲットが別段あったわけではなく、ただふらっと入ったスーパーの、こだわり調味料コーナーに陳列されていたというだけです。

色は、そんなに黒くない。どちらかというと黄土色。

4年間静置発酵というのがポイント高し。

そのまま飲んだ感想。ふつうにむせかえりました。特段まろやかさとかは感じませんでした。

炊きたての米(令和元年新潟県産新之助)に混ぜました。見た目、ふつうの白シャリですね。

味は、すごく優しいです。角がなく、ほわッとしてまろやか。白シャリの中ではかなりの優等生だと思います。

黒酢で、握る。

では、握ります! いらっしゃい!

大トロ

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

赤酢のような強い酸味と深いコクはないけれど、優しく体に良さそうな、上品なシャリです。

大トロの脂をを引き立ててくれるかといったら、そうでもないかな。

大トロ黒胡椒

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

トロに黒胡椒は僕の発明ですが、やはり良いですね~

総合点が上がりました。

タイラギ

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

タイラギ、初めて扱いました。これで一つの貝だと思ってたんですが、そうじゃなくて、ひとつの貝柱を薄切りにしていくんですね。

知らなかった(*´ω`)

煮アナゴ

これまで、煮汁の醤油が多すぎて固くなりがちだったので、ぎりぎりまで醤油を少なくしてみました。

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

こりゃ旨い! 狙い通り柔らかく、熱々でふわっとしてます。

煮汁からつくった煮詰めもすこぶる良い。

ツナマヨ

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

こんなん、回転じゃ!

タイ

近所の魚屋のタイ。

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

こういう優しいシャリは、やはり白身魚との相性がよいですね。

ブリ

これも、近所のブリ。

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

ちょっと、ネタが固いかな? 一体感がない。

マグロのカワギシ

マグロの皮すれすれの、固い脂の部分です。

捨ててる寿司屋も多いですけどね、もったいない。切れ目を入れて握りますよ!

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

馬刺しのタテガミみたいです。これ、ありですよ。寿司屋もこれ出せばいいのに。

脂が強いので、1貫で充分ですが。

加熱玉子の海鮮巻き

妊娠している聖妻のための巻物。ポーチドエッグの要領でつくりました。

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

半熟の玉子がシャリに絡まって、こりゃ旨い!

ハガツオ

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

この時期のハガツオ、旨いです。

ハガツオサラダ巻き

これも、聖妻のための加熱メニュー。

ネ タ

シャリ

美しさ

総合点

最近、巻きが上達しました。うれしいな。

酢ランキング更新!

さ、久々の酢ランキング更新です!

遠い記憶を甦らせ、順位をつけるとすれば、ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカチーン! 13位!!!

  1. レインボーミック酢〔江戸前鮨赤酢、モデナのバルサミコ、富士手巻きすし酢、玉姫酢、純米富士酢、黒豆酢、三ッ判山吹をそれぞれだいたい等分〕(人類がたどりついた至高の、もはや酢を超越した、すっぱい聖水の如し。)
  2. ブレンド〔富士酢PREMIUM:江戸前熟赤酢=1:1〕(旨み、まろみ、香り、力強さ、優しさ、すべてにおいて他を凌駕する。)
  3. 富士 手巻きすし酢(圧倒的な旨味と風格。)
  4. 富士 すし酢(衝撃の旨さ。)
  5. ブレンド〔富士手巻きすし酢:江戸前熟赤酢=1:1〕(力強くて芳醇)
  6. キサイチ江戸前赤酢(酸味、塩味、旨味のバランスが絶妙!)
  7. ブレンド〔玉姫酢:江戸前熟赤酢=1:1〕(豊かな旨み倍返しだ! なんにでもあう!)
  8. 江戸前熟赤酢(マグロとの相性が最高!)
  9. ブレンド[富士酢PREMIUM:三ッ判山吹=1:1](ロゼシャリの超優等生!)
  10. 純米富士酢(スーパーハイレベル。)
  11. 富士酢PREMIUM(飲むだけならナンバーワンだが、酢飯にすると意外とそうでもない?)
  12. ブレンド[玉姫酢:三ッ判山吹=1:1](きれいなロゼシャリ!)
  13. 料亭くろず(優しい。ただただ優しい。)
  14. 玉姫酢(富士酢PREMIUMと全く同じ感想。旨いよ。)
  15. 飯尾醸造 黒豆酢(強い香りと旨味。)
  16. 三ッ判山吹(赤酢の元祖。江戸の香り。)
  17. 千鳥酢(人気者の優等生タイプ。)
  18. 京風すし酢(これでも十分おいしいと思います。富士酢より高いですが。)
  19. モデナのバルサミコ酢(あたたかいとブドウ感が凄い。冷まして使おう。)
  20. 千鳥酢3倍濃縮(回転寿司に毛が生えた感じ。)
  21. すきやばし次郎(酸が強すぎます。コスパも悪い。)
  22. 帝釈の酢(「赤酢」といいながら色が出ないです。)
  23. ミツカンすし酢(安いだけあって、それなりの味です。)

真ん中ぐらいですね。

「なんだ、普通かあ」という落胆の声、伝わります。でも、そうではない。もともと、僕はハイレベルの酢ばかり買うんです。土俵が一段も二段も高いの。

なので、この酢ランキングで13位は凄いことです。

非ブレンドの中での酢ランキング

さて、皆様から大変ご好評いただいている酢ランキングですが、酢の数も増え、読みにくくなったというご指摘を受けました。

そこで、酢単体といいますか、非ブレンドの中での順位も発表します!

ジャン! 7位!

  1. 富士 手巻きすし酢(圧倒的な旨味と風格。)
  2. 富士 すし酢(衝撃の旨さ。)
  3. キサイチ江戸前赤酢(酸味、塩味、旨味のバランスが絶妙!)
  4. 江戸前熟赤酢(マグロとの相性が最高!)
  5. 純米富士酢(スーパーハイレベル。)
  6. 富士酢PREMIUM(飲むだけならナンバーワンだが、酢飯にすると意外とそうでもない?)
  7. 料亭くろず(優しい。ただただ優しい。)
  8. 玉姫酢(富士酢PREMIUMと全く同じ感想。旨いよ。)
  9. 飯尾醸造 黒豆酢(強い香りと旨味。)
  10. 三ッ判山吹(赤酢の元祖。江戸の香り。)
  11. 千鳥酢(人気者の優等生タイプ。)
  12. 京風すし酢(これでも十分おいしいと思います。富士酢より高いですが。)
  13. モデナのバルサミコ酢(あたたかいとブドウ感が凄い。冷まして使おう。)
  14. すきやばし次郎(酸が強すぎます。コスパも悪い。)
  15. 帝釈の酢(「赤酢」といいながら色が出ないです。)
  16. ミツカンすし酢(安いだけあって、それなりの味です。)

やっぱり、真ん中ぐらいでした。

みなさん、メリークリ酢マ酢!

そして良いお年を!

すきやばし さぶろー

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