っしゃいませぃゃ! すきやばし さぶろーでございます。
今般の台風被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
これまで、海水温の上昇は、魚種と漁獲量の変化をもたらすものとして一応気には留めていましたが、これだけのサイズの台風が現に上陸し、そして今回の規模の被害が今後も頻繁に起きる可能性が高いとなると、待ったなしの対策が必要だと思うようになりました。CO2削減と並行して、ダムをどんどんつくりましょう!
寿司は家庭料理だ!
さて、今日は、当ブログ愛読者の方々のために、新しい寿司の楽しみ方の提案です。
このブログをずっと読んでくださっているみなさんは、「寿司は職人じゃないと握れない」というのがただの虚構だというのをよくご存じのはず。
でも、自分で握るのに一歩踏み出せない方、多いのではないでしょうか??
その大きな要因は、魚を切ることに対する不安だと思います。たしかに、魚を柵で買ってそぎ切りにするとか、めったにしないでしょうし、寿司用のサイズとか切り方とか、イメージできないですよね。
ならば、自分で切らなければ良い。
餅は餅屋、魚は魚屋。魚屋に全部やってもらいましょう。
「家で寿司握るんで、ネタ盛り合わせをください!」
そう注文すれば、魚屋は最善を尽くしてくれるんじゃないか? 2か月ぐらい前に思いつき、以来、試してみたくて仕方なかったのですが、とうとうやってみました。
今回は、いつもの産直の魚屋、玄界灘漁師会。電話したらおばちゃんが出ました。
さぶろー 「家で寿司握るんで、ネタ盛り合わせをください! できますか?」
おばちゃん 「できますよ。何人前ですか? 何を入れましょうか? ご予算は?」
さぶろー 「2人前で。マグロは家にあるので不要ですが、あとはお任せで。値段もお任せで。」
おばちゃん 「わかりました、2000円でつくっときますー」
案外、すんなりできました。
指定した時間に取りに行ってびっくり。2000円でこんなに豪勢なの??
ウニ半箱までついて、13種類のネタで2000円! 2人分はうそでしょ。3~4人分あるぶぁい!
盛りだけでなく鮮度も良いですね。この店は、漁師が神経締めをして、そのまま自分たちで売るので、モノは良いと思います。
楽しみだなあ!
寿司パ!
仕事がてら天神イムズに寄ったら、物産展で「寿司専用米」なるものが売られていたので即購入。粘りがかなり少ないそうです。
酢は、富士酢の手巻きすし酢。
寿司屋を名乗っておきながら恥ずかしいのですが、魚の名前をあまり知りません。なので、全体的にあてずっぽうですが、これたぶん太刀魚。
まずまずのスタート。この時点ではシャリがホカホカで、赤酢の旨さ際立つ。
本当にアナゴなら珍しい。刺身で出してくれるとは粋ですね。
GOOD!
脂がのってます!
新鮮な青魚は旨いですね。
シマアジかな? 本当にシマアジなら、こんな高級魚をありがとう!
プリップリしてる!
イカソーメンになってたのは不満だけど、味は良い。
これも、脂がのってて美味しい。
これビンゴ!
なにこの出汁っぽいウニは! 今まで食べたことない味でした。
炙ってくれて、ありがたいですねぇ。
大変美味しい。
プリプリしてまんなあ。
ここんちのサーモンはいつも美味しい。
変な鮭臭さがありません。濃厚なのにさわやか。
新鮮すぎる。もうちょっと寝かせた方が良いなあ。
コリッコリ!
見た目よし! 味ふつう!
ここまで新鮮な魚が続いたので、そろそろ真空チルドにストックしてた熟成魚を握りましょう!
マグロが変色しました。変色部分は寿司にすると見た目が良くないので、串焼き(トロのトロ巻き)に。変色してない部分は、寿司(3枚重ね握り)とウニ乗せ丼に!
こちらはチャレンジメニューです。1週間以上煮切り醤油に漬けたので、塩辛くなるのでは?と心配していましたが、大丈夫。ねっとりして、これぞ熟成寿司という感じ。見た目はいまいちですが。
まとめ
今回は、非常に有意義な企画でした。
安くて、ボリュームがあって、種類も多くて、準備がメチャクチャ楽。
魚屋のレベルにもよりますが、富士酢を使うとシャリがピカイチなので、その辺の寿司屋よりずっと美味しいです。
私が目指す熟成寿司というわけにはいきませんが、新鮮なネタでよければ、本当に楽しめます。
自宅寿司デビューはこの方法がおススメですね。みなさん、握るのを躊躇せず、一歩を踏み出してください!
さあ、みなさん、魚屋で言ってみましょう!「家で寿司握るんで、ネタ盛り合わせをください!」
すきやばし さぶろー
※魚の熟成については、「食品衛生に関するご注意」をお読みください。