いらっしゃいません! インターネット上の架空の寿司店、寿司処 自宅の店主、すきやばしさぶろーでございます。
「寿司処自宅で寿司食べたい」とよく言われるんですが、あいにく当店お客をとっておらず、1回だけ、友人にふるまったことがあるだけです。普段は、朝しこしこと握って自分で食べるか、もっぱら夫婦の夕食で食べる程度です。
別に、僕んちでなくても、うまい寿司食べられますよ。
僕が国民の皆さんに訴えたいのは、特別な修業や特訓をした人だけが寿司を握れるということなど全然なく、ポイントさえ押さえれば、みんな誰でも、僕のように握れるのだということです。
「僕のように」だと? と思われました?
せいぜいスーパーか回転寿司レベルだろうと思われました?
ところがどっこい。 当ブログ愛読者(おすしんばー)ならとうにご存じなんですが、そのへんの回らない寿司屋のレベルはとっくに超えてます。自分で言うのも不安ですが、ふつうの高級店の寿司より美味しいと思います(味のブレはかなりありますが)。一流店、例えばミシュランの星付きの店より上かといわれると、なかなか難しいところですが、昨日と今日握ったのは、先日行ったミシュラン一つ星店より美味しかったな、というのが今日の記事です。どうぞ!↓↓↓↓
富士酢PREMIUMと江戸前熟赤酢を混ぜる。
昨日に引き続き、「酢を混ぜる」の企画です。今日は、米酢の神様こと飯尾醸造の富士酢PREMIUMと、マグロとめちゃくちゃあう赤酢の王様、ヨコ井の江戸前熟赤酢を1:1の比率で混ぜました。
(注:これまで、ヨコ井の「江戸前熟赤酢」を「ヨコ井の赤酢」と表記していましたが、ヨコ井には数種類の赤酢があるようですので、今後、商品名である「江戸前熟赤酢」の表記に変更します。ご了承ください。ヨコ井の他の赤酢、試してみたいな!)
なお、富士酢の飯尾醸造も赤酢をつくってはいるのですが、生産量が少ないため、ごく限られた寿司屋にしか卸していないそうです。一般人は買えません(「手巻きすし酢」に赤酢がブレンドされているので、もし飯尾醸造の赤酢のエキスを体験したければ、「手巻きすし酢」を買うしかありません)。なので、ヨコ井が赤酢の王様なのです。
酢のほかは、少量の岩塩のみ。砂糖は入れません。
悪い酢を使うと、砂糖や塩をどっさり入れないとコクが出ないのですが、今回のクラスの酢であれば、酢だけで充分旨味が出るので、砂糖は全く不要ですし、なぜか塩も少なくてかまいません。したがって、健康面でも非常に良い。
香りが良い!
そして、なかなかの茶色ですね。江戸前熟赤酢はしっかり色が付きます。
握り!
魚は、昨日と同じです。代り映えしなくてすみません。
なにこれ美味しい! このシャリ、かなりのものです。
旨味たっぷりで尖ってなくて、シャリ自体主張するけれどもネタも引き立てる。凄いシャリをつくってしまった。
ネ タ
シャリ
美しさ
総合点
酢の配合はもちろん最高なんですが、温度面も工夫しました。昨日シャリが冷めて失敗したんで、今日は、ずっと炊飯ジャーに入れてホカホカを保ちました(電源は切る)。
ネタも温度をあげようと、ネタを置く皿を熱くしたのですが、熱すぎたみたい。片面が変色し凝固してしまいました。
いやー うまい!
ネタ、シャリともに味・温度が秀逸で、調和もよくとれています。
ネ タ
シャリ
美しさ
総合点
こないだお店で食べた大間のマグロの寿司は、ネタもシャリも冷たかった。これは、その対極にあるわけですが、もう圧勝ですね。
昨日の反省のもと、たくあんを細かく刻みました!
ネ タ
シャリ
美しさ
総合点
それにしても、美味しいなあ。
漬けても、やっぱクセは消えないですね。寿司には合わないかなあ。。
ネ タ
シャリ
美しさ
総合点
フォルムはいいんだけど、色がね、どす黒いですね。
1日寝かせただけで、ものすごいねっとり感! 味も濃厚。
花粉症にきくという「じゃばら」の粉をかけました。ネチネチなのに爽やか!
ネ タ
シャリ
美しさ
総合点
米酢とブレンドしてあるためか、白身との相性も良いです。美味しいなあ。
翌日の朝食。レンチンシャリに江戸前熟赤酢を追加しました。
うまい。うまいけども、このシャリは冷めるとパサつくようです。砂糖を入れていないからかもしれません。
ネ タ
シャリ
美しさ
総合点
冷めた時のパサつき問題をクリアしないといけませんね。基本、寿司は冷めないうちに握りたてを食べるべきですが、そういうわけにいかないときもありますもんねえ。砂糖入れずに解消できないものか。。ヒントあれば教えてください!
酢ランキング更新! 地殻変動起きた!
やー、自分で作っておきながら参りました。
夫婦一致して、富士手巻きすし酢より美味しいと思いました。感動です!
なんとなんと、酢ランキング1位です。おめでとう!
- ブレンド〔富士酢PREMIUM:江戸前熟赤酢=1:1〕(旨み、まろみ、香り、力強さ、優しさ、すべてにおいて他を凌駕する。)
- 富士 手巻きすし酢(圧倒的な旨味と風格。)
- 富士 すし酢(衝撃の旨さ。)
- 江戸前熟赤酢(マグロとの相性が最高!)
- ブレンド〔富士酢PREMIUM:三ッ判山吹=1:1〕(ロゼシャリの超優等生!)
- 純米富士酢(スーパーハイレベル。)
- 富士酢PREMIUM(飲むだけならナンバーワンだが、酢飯にすると意外とそうでもない?)
- 飯尾醸造 黒豆酢(強い香りと旨味。)
- 三ッ判山吹(赤酢の元祖。江戸の香り。)
- 千鳥酢(人気者の優等生タイプ。)
- 京風すし酢(これでも十分おいしいと思います。富士酢より高いですが。)
- すきやばし次郎(酸が強すぎます。コスパも悪い。)
- 帝釈の酢(「赤酢」といいながら色が出ないです。)
- ミツカンすし酢(安いだけあって、それなりの味です。)
まとめ
今日は、本当に良いブレンドでした。
このレベルの寿司が、いつでも、そしてかなり安く、食べられるからこそ、自宅寿司、やめられないんですよね。
繰り返しますが、握るのは簡単です。みなさんもぜひどーぞ。
握る際、酢だけは良いのを買ってくださいね! 水加減はかなり少なく、その分酢をたっぷり。また、握りたてを食べてください。ほんと、寿司はシャリが命ですので。
すきやばし さぶろー
※魚の熟成については、「食品衛生に関するご注意」をお読みください。