(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡
京都府は宮津市に参りました、すきやばしさぶろーでございます。
宮津市は、京都府の日本海側、若狭湾に面する人口1万7000人ほどの小さな町ですが、日本三景のひとつ、天橋立を目当てに、全国から多くの人々が集まります。
海の幸、山の幸に恵まれ、そして日本最高峰の酢(当ブログの酢ランキング1位~4位を独占!)である富士酢の製造元、飯尾醸造があります。
飯尾醸造は、米から自分たちで生産する、日本有数(唯一?)の酢メーカーです。
蔵見学
さっそく飯尾醸造にお邪魔しました。予約すれば、蔵見学をさせていただけます。
こんにちわんこそば~
ぷーんと酢の香りがしますねぇ
ものすごく穏やかで優しそうなおじさんが案内してくださいました。
さっきの写真の棚田で獲れた米をまず酒にし、酢をつくりますが、使っている米の量が圧倒的に多い!
JAS規格で「米酢」と呼んで良いのは、酢1ℓあたり米40g、「純米酢」と呼ばれるのは120gですが、なんと、純米富士酢は200g、富士酢プレミアムにいたっては320gもの米を使っているそうです。
このようなタンクがいくつも置かれています。
「静置発酵」といって、静かに時間をかけて発酵させます。大手メーカーが機械を使い1日で終わらせる工程を、半年近くかけて行います。
富士酢が美味しい理由はいろいろあるみたいですが、ポイントは、①完全無農薬、②圧倒的に大量の米、③もの凄く長い製造期間 の3点ではないかと思われます。
そう考えると、富士酢が少々お高いのも納得。というか、むしろ安いのでは?
この写真は、人の力で酢を絞る道具だそうです。
米酢のほか、紅芋酢など、いろんな酢をつくっています。
糖分があれば何でも酒ができ、酒であれば何でも酢になるとのこと。例えば、シャリに使う赤酢は酒粕からつくられます。
見学後、試飲コーナーで酢を飲みまくりました。
わかりきったことでしたが、やはり、大手メーカーの廉価商品は強い酸味のみであるのに対し、富士酢は酸味控えめで、まろやかさ、コク、うま味、出汁感があり、豊かな味がします。
未経験の方は是非!
お酢イタリアンaceto(アチェート)で食事
夜は、飯尾醸造が手掛けるレストラン、aceto(アチェート)で食事です。
丹後の食材と飯尾醸造のお酢を使って、気鋭のシェフがシチリア料理をつくります。
写真は妻に出された皿。僕のはもっと多かったです。パスタとか肉とか、この倍以上あったし、一部妻のも食べたのできつい! でも、ドラえもんのポケットみたいに全部入りましたね。
鹿のハンバーガーとか、握り寿司風のタイとか、トマトを裏ごしして赤と白に分離したあとの白の方でパスタを茹でたりと、どれもこれも尖った初めての料理ばかり。
印象的だったのは、イチジク酢や黒豆酢や富士酢プレミアム等々の酢を煮詰めたソースがいくつかあったこと。酢は過熱することで酸味が飛び、甘味が出て旨味が凝縮します。フレンチとかイタリアンには良くある手法ですが、和食にはほとんどないとのことで、でも酢飯に使えるのでは? とヒントを得ました。
宮津の地で、シャリのグレードアップを誓いました。
天橋立観光も
渋滞の中、やっとの思いで天橋立ビューランドへ。牧歌的で楽しい公園でした。
すきやばし さぶろー